【Power Apps】「営業向け案件管理アプリ」のご紹介
2022.01.18

目次
早速ですが、業務のDX化は進んでいますでしょうか?
弊社では社内業務のDX化を進めるにあたって、これまでにいくつかアプリを作成してきました。
今回は社内業務のDX化の一環として、新たに営業向けの案件管理アプリを作成しましたので
案件管理アプリの紹介をしていきたいと思います。
以下の記事でこれまでに弊社で作成したアプリについて紹介しております。
「Power AppsとQRコードを利用した備品管理」のご紹介
「Power Appsでの健康診断管理」のご紹介
営業向け案件管理のDX化
社内業務のDX化の中でも営業向け案件管理のDX化は大きな壁になっていると思います。と言うのも、案件を管理する場合
- リード
- 受発注情報
- 顧客管理
- 担当者管理
- 案件にアサインするメンバー管理
- 営業活動における日々の進捗
ただ、管理したい項目が多岐にわたるため
- 要件に合致するアプリをなかなか見つけられない
- 複数アプリで管理している
- 結局Excelでの管理が楽
今回は上記の悩みに応えるべく、
Power Apps(Power Platform)で作成した営業向け案件管理アプリをご紹介します。
※DXとはデジタルトランス・フォーメーションの略称であり、データやデジタル技術を活用することで、新しい価値を生み、あるいは業務プロセスや組織を変革し、競争上の優位性を確立すること。
Power Appsでの営業向け案件管理アプリ
案件管理アプリを作成するにあたり、Power Platformの製品は以下の4つです。- Microsoft Power Apps(以下「PowerApps」)
- Microsoft Power Automate(以下「Power Automate」)
- Microsoft Dataverse(以下「Dataverse」)
- Microsoft Power BI(以下「Power BI」)
Power Appsでの管理データ一覧・入力の流れ
まずは、管理するデータの一覧と入力の流れについてご紹介します。 今回は案件管理に必要な以下のデータをDataverseで管理しています。 ■案件データ- 案件一覧(リード)
- 月別工数管理
- 受注一覧
- 発注一覧
- タイムライン一覧
- 取引先企業
- 取引先担当者

データ登録、アプリ利用の流れ

案件一覧の例

案件一覧登録フォームの例
Power BIを使ったグラフのダッシュボード化
案件の一覧だけでなく、顧客別の売上や、受注経路の割合なども一目で確認できると便利ですよね。 標準機能でもグラフ化は可能ですが、 複雑な条件を指定するには専用のビューを作成する必要があり、 デザインの自由度も低いなどの制限がある為、今回はPower BIでダッシュボードを作成しました。 案件管理アプリから登録したデータが一定時間でダッシュボードに反映されます。
Power BIダッシュボード
- 案件一覧 年度別グラフ
- 案件一覧 月別グラフ
- 案件一覧 表サマリ
- 月別工数管理
Power Automateを使った通知機能・データ更新機能
多数の案件を管理していると、多くのタスクに埋もれて期限や納品物の漏れが発生します。 そこでPower Automateを使い、以下の自動化機能を案件管理アプリに追加しています。 ◇終了前通知機能 案件の終了40日前に営業担当者に通知メールを送ります。 ◇納品日通知機能 納品日に案件主担当と営業担当に納品物の格納先を登録するように通知メールを送ります。 ◇納品物格納先URLの登録の自動化 納品日の通知メールに納品物の格納先URLを記載して返信をすると、 メールに記載されたURLを自動で案件一覧テーブルに登録します。 案件一覧アプリに直接アクセスせずともデータの更新が可能になっています。
納品日通知メールの例
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回はPower Platformを用いて案件管理アプリを作成してみました。 社内業務DX化のお役に立てれば幸いです。 弊社ではご紹介させて頂いたPower Apps(Power Platoform)を利用したアプリや SharePointで利用するWebパーツなども作成しておりますので、興味をお持ちいただいた方は下記からお問い合わせいただければと思います。以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。
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