【Power Apps】Power Apps ポータルとは?作成方法について解説

こんにちは、MS開発部の市川です。
前回は弊社のブログ記事、 【Power Apps】Power Apps ポータルとは?特徴やライセンスについて解説 にてPower Apps ポータルの概要や特徴について、ご紹介させていただきました。
今回は簡単に、Power Apps ポータルの作成方法についてご紹介いたします。
Power Apps ポータルのライセンス
Power Apps ポータルを使用するためには、ライセンスが必要です。 ライセンスに関しては、
引用元:【Power Apps】Power Apps ポータルとは?特徴やライセンスについて解説 ※この表は非公式のため、あくまで参考程度にご利用ください。 Power Apps プランについて Power Apps ポータル ライセンス表
ただし今回に関しては、 ポータルのトライアルを使用して作成していこうと思います。
Power Apps ポータルのトライアルは、ポータル作成から30日間は、 ポータルのライセンスが不要な状態でアプリを使用することができます。
ご興味を持たれた方は、 ぜひこのトライアルを利用して、使用感を確かめてみてはいかがでしょうか?
実際に作成
それでは早速Power Apps ポータルアプリを作成していきたいと思います。
1.ポータルのプロビジョニング
まずはPower Appsのページから、
ホーム > ポータルを一から作成
を選択して必要項目を入力します。
プロビジョニングには作成に数分時間が掛かります。
プロビジョニングが完了すると、メールで通知が来て、
アプリ一覧に先ほど作成したポータルが表示されます。
2.Webサイト編集
基本操作
先ほど作成したポータルを選択し、編集をクリックします。
編集画面に関しては、
他のPower Apps キャンバスアプリやモデル駆動型アプリ同様に
ローコードで作成できるため、感覚的にWebページを作成することができます。
今回は使用しませんが、
下のソースコードエディタからコーディングすることも可能です。
このようにテキストを入力し、
コンポーネントのセクションから画像を変更することで、
簡単に作成することができました。
コンポーネント配置
コンポーネントは
- テキスト
- 画像
- Iframe
- フォーム
- 一覧取得
- 階層リンク
- Power BI
今回はその中でも配置の設定に少しひと手間必要である 「一覧取得」と「Power BI」の項目について解説したいと思います。
一覧取得
Dataverse内の情報をこのサイトに設置していきます。
すると一覧取得のコンポーネントがWebサイトに表示されます。
右の設定から
- 名前
- テーブル
- ビュー
- その他の設定
設定が完了すると、このように表示したいDataverseのテーブルが表示されます。
(項目のみで、データは表示されません)
実際に作成したページを見るには、
画面右のWebサイトの参照をクリックすることで確認することができます。
ここで確認をすると、
Dataverseへのアクセス権限を付与していないため、データが表示されません。
それでは、先ほど作成したDataverse内のデータを閲覧できるように アクセス権限を付与していきます。
アクセス権限はサイドバーの歯車マークから
設定 > セキュリティ > テーブルのアクセス許可
をクリックすると、設定することができます。
新しいアクセス許可を作成します。
先ほどコンポーネントで表示したDataverseテーブルを選択肢、 その他の
- アクセスの種類
- 特権
- ロール

設定が済むと、アクセス権限を付与されたユーザーは
Dataverseのデータが表示されます。
Power BI
Power BIで作成したグラフを設置してみます。
するとPower BIのコンポーネントがWebサイトに表示されます。
次にコンポーネントの表示から ポータル管理センターへ行き、表示するPower BIのグラフを選択します。
ポータル管理センターで
Power BI統合の設定 > Power BIのビジュアル化を有効にする
にてPower BIのビジュアル化を有効に設定します。
そのあと、
Power BI統合の設定 > Power BI Emabeddedサービスを有効にする
にて、使用可能なワークスペースから表示したいPower BIのグラフを選択し、有効化します。
ポータルの編集画面に戻り、
Power BIのコンポーネントの表示にて
先ほど有効化した表示したいグラフを選択します。
選択が完了し、作成したWebサイトを確認すると無事Power BIのグラフが表示されています。
まとめ
【Power Apps】Power Apps ポータルとは?特徴やライセンスについて解説に引き続き、 今回は実際にPower Apps ポータルの作成方法を簡単にご紹介いたしました。
HTMLやCSSなどのコードを使わなくても、簡単にWebサイトを作成できることが伝われば幸いです。
このように今回はMicrosoftがDX推進力のひとつとして挙げているPower Platformのうち、 Power Apps(ポータル)とDataverseを利用して、Webサイトを作成してみました。
Power Platformの魅力として、プログラム開発専門の知識がなくても、 簡易的なWebサイトやアプリケーションを、従来の開発よりも素早く作ることが可能となっています。
今回ご紹介させていただいたPower Apps ポータルや、 Power Platformについて興味をお持ちいただいた方は、下記からご連絡ください。
また、弊社の記事ではありますが、 社会人1年目がPower Platform・Power Appsについて調べてみた にて、Power Platformについて、概要を記載させていただいています。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。
お問い合わせは、
以下のフォームへご連絡ください。