「Power Appsでの健康診断管理」のご紹介

2022.01.05
「Power Appsでの健康診断管理」のご紹介
「Power Appsでの健康診断管理」のご紹介

こんにちは、MS開発部の市川です。
健康診断を定期的に受診することは、身体の不具合や病気の早期発見につながるため、
大切な従業員の健康を守るにはとても大切なことです。

しかし、従業員の方々がしっかりと健康診断を受診しているか、
また結果はどうであったのかを管理者が把握することはとても大変な業務です。

今回は、弊社の社内業務の一環として作成した
「Power AppsとQRコードを利用した備品管理」のご紹介
に引き続き、健康診断管理アプリケーションを作成しました。

使用した製品は以下の3つです。
  • Microsoft Power Apps(以下、「Power Apps」)
  • Microsoft Dataverse(以下、「Dataverse」)
  • Microsoft Power Automate(以下、「Power Automate」)
  • Microsoft Power BI(以下、「Power BI」)
※DXとはデジタルトランス・フォーメーションの略称であり、
データやデジタル技術を活用することで、新しい価値を生み、
あるいは業務プロセスや組織を変革し、競争上の優位性を確立することです。

健康診断管理アプリ詳細

今回のアプリケーションでは以下の機能を作成しました。

  1. 予約・受診状況管理
  2. 診断結果管理
  3. 通知&リマインドメール機能
上記について簡単に、作成したアプリケーションを紹介していきます。

基本的に利用者が使用するキャンバスアプリはスマートフォンで、
管理者が使用するモデル駆動型アプリはPCで使用することを想定しています。


1.予約・受診状況管理

1. Dataverseで予約・受診状況データを作成(管理者)

今回は弊社での研究も兼ね、
Dataverseを使用してモデル(テーブル)を作成し、データ管理を行いたいと思います。

管理者は事前に利用者(社員)の定期健康診断、または人間ドックの予約を取り、
その医療機関や予約日時等の情報を、PowerAppsのモデル駆動型アプリを利用して登録します。

作成した情報はモデル駆動型アプリを使用することで、
簡単にデータの閲覧や編集を行うことができます。

モデル駆動型を使用する事のメリットとしては下記が挙げられます。

  • Dataverseにてテーブルを使用することで容易にモデル駆動型アプリを作成可能
  • Datavarseにテーブルを作る為、同一環境内の別アプリケーションからデータの利活用可能
  • エクスポート&インポート機能が利用可能
  • フィルター機能が利用可能
  • ビュー機能が利用可能
  • ダッシュボード機能が利用可能
という点が挙げられます。

反対にデメリットとしましては

  • Office 365 EやA以外でPowerAppsのライセンスが必要
という点です。

引用元:「Power AppsとQRコードを利用した備品管理」のご紹介

※Dataverseとは、Microsoftが提供するビジネスアプリケーションデータを格納できる、
クラウドベースのストレージスペースのことです。(旧称Common Data Service)

※モデル駆動型アプリとは、
PowerAppsアプリの一つで、Webベースの管理者向けのアプリケーションで、
ノーコードでアプリに追加するデータの構成により作成できます。
グラフ作成に特化しており、追加したデータによりレイアウトが決定します。

2.Power Appsで予約確認(利用者)

利用者はPower Appsのキャンバスアプリを通して、
健康診断を受診する医療機関や予約日時を確認します。

万が一、体調や業務の都合により予約内容を変更したい際には、
Power Appsのキャンバスアプリを通して予約内容を変更することができます。

利用者は医療機関に予約内容の変更を済ませたのち、
キャンバスアプリで既存のデータから変更項目を編集します。

3.Power Appsで受診状況管理(利用者)

利用者は定期健康診断、または人間ドックを受診します。
受診後の結果は医療機関によって、
早くても2週間後、遅くて数か月かかるところもあります。
そのため事前に予定通り受診したのか状況を管理する必要があります。

予約情報作成時には、受診状況の項目のデフォルト値は「未」で作成されるため、
受診完了後はまず、予約情報での受診状況を「済」に変更し、
予定通り受診したことを管理者に知らせます。

2.診断結果管理

1.Power Appsで結果内容登録(利用者)

後日診断結果が手元に届くので、利用者は内容を確認するとともに
総合判定や異常があった箇所について、そしてその程度についてPowerAppsのキャンバスアプリを通して登録します。

結果内容について、医療機関によって表記が異なっていたり
各人によって検査項目が異なっていたりしますが、
管理者が登録するルールを定め、項目を簡単に追加や変更して対応することができます。

Power Automateの機能で、予約情報が作成された際にそれに紐づいた結果情報が作成されているので、そのデータを編集する形式です。

2.結果情報閲覧(管理者)

管理者は登録された情報はPowerAppsのモデル駆動型アプリを通して、
社員全員の診断結果を確認することができます。

データの編集への制限をかけたモデル駆動型アプリも同時に作成することで、
Dataverseのデータをそのまま産業医に確認してもらい指導や助言をもらうことも可能です。

また今回は弊社にライセンスがあったためPower BIを利用して、蓄積したデータをもとに、
経年変化を可視化するグラフや、労働基準監督署に提出が義務付けられている健康診断結果報告書を
簡単に作成できるようなグラフを作成いたしました。

グラフを活用することで、
社内の健康状態の傾向を把握することで大切な社員の方々を守ることができたり
時間のかかる書類作成を効率化することができたりします。

3.通知&リマインドメール機能

この健康診断管理アプリケーションでは、
管理者と利用者が何度も情報のやり取りをすることがあります。
そのため情報の伝え忘れや、伝え間違いが生じる恐れがあります。

そこでPower Automateを使用して、
データが作成されたタイミングやデータを登録すべきタイミングで、
自動でメールを送信するような機能を作成しました。

<管理者宛て>

  • 予約内容が変更された際、お知らせメール
  • 受診完了登録がされた際、お知らせメール
  • 結果登録がされた際、お知らせメール

<利用者宛て>

  • 新規で予約が登録された際、お知らせメール
  • 予約日前日、リマインドメール
  • 受診完了登録が忘れられた際、リマインドメール
  • 結果登録が忘れられた再、リマインドメール

以上の7つのタイミングでメールが送信されます。

また自動で送信したメールに関しても、
一覧で確認できるようDataverseにメール履歴として情報を保存します。

まとめ

前回の備品管理アプリと同様、MicrosoftがDX推進力のひとつとして挙げているPower Platformのうち、
PowerAppsとDataverse、Power Automate、それに加えPower BIを利用して、
社内業務の健康診断管理をデジタル化してみました。

今回ご紹介させていただいたアプリケーションや、
Power Platformについて興味をお持ちいただいた方は、下記からご連絡ください。

また弊社の記事ではありますが、
社会人1年目がPower Platform・Power Appsについて調べてみた
にて、Power Platformについて、概要を記載させていただいています。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。

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