Power Automate for desktop とは?

2021.12.09
Power Automate for desktop とは?
みなさまはじめまして。
MS開発部 本間です。よろしくお願いします!

さて今回は、少し前の出来事になってしまいますが
2021年3月に米Microsoft社がWindows 10ユーザー向けに機能制限付きで無料提供が開始された
RPA(Robotic Process Automation)ソフトウェア
「Power Automate for desktop」についてご紹介していきたいと思います。
Microsoft 公式サイトニュースはこちら

Power Automate for desktop とは?

弊社記事
【Power Automateの活用術】Power Automate for desktop で ルーチンワークを自動化する
でも触れさせて頂いておりますが、改めて。
Microsoftが提供しているRPAツールです。
RPA(Robotic Process Automation)とは、人間がコンピューター上で行っている定型作業を代わりに遂行するプログラムのことです。
Power Automate for desktopは従来、有償版のみの製品でしたが、2021年3月より、Windows 10ユーザー向けに機能制限付きで無償版が提供されました。
これにより、Windows10ユーザーであれば、気軽に利用できるRPAツールとなりました。
2021年10月には、Windows11がリリースされ、Power Automate for desktopが標準機能となり、これに伴い、改名されました。
旧名称: Power Automate Desktop
新名称: Power Automate for desktop

Power Automate と for desktop の違い

早速ですが…名前が似ていてややこしい…!
私の様に「Power Automate」と「Power Automate for Desktop」の何が違うのか?
とお思いの方もいらっしゃる事でしょう。

一言でいえば
  • Power Automateはクラウド上で動作するフロー
  • Power Automate for desktopはデスクトップ上で動作するフロー
になりますが、もう少し掘り下げます!

「Power Automate」とは

  • 旧Microsoft Flowというサービス名でそこにRPA機能が追加されたクラウドベースのサービス
  • コネクタと呼ばれる他製品との接続部品を選択してフローを作成
となります。

コネクタについて、よく利用するものを参考に挙げると…
  • SharePointのリストやドキュメントライブラリを操作
  • Teamsのチャネルに投稿
  • Outlookでメールを送信
  • Google Driveのデータを操作

これらを用いて、イメージしやすい様に簡単なクラウドフローの例を挙げると…
  1. SharePointリストに新たなアイテムが追加されたら(トリガー)
  2. SharePointリストに登録された添付ファイルをGoogle Driveに作成
  3. Google Driveで共有リンクを作成
  4. Teamsで共有リンクを投稿
  5. 組織外ユーザーにはOutlookでメールを送信
クラウドフローイメージ

クラウドフローイメージ

といったところでしょうか。
当然、「指定のファイルが必須項目ではないので入っている時もあるし、入っていない時もあるよ!」
といった事もあると思います。
そこで、コネクタとは別に「アクション」と呼ばれる「条件分岐」や「繰り返し」
などを組み合わせて作り上げていくイメージです。
全てのコネクタについては、下記の「Power Platform」コネクタリストを参照ください。
Power Platform コネクタリストはこちら

ここで突然「Power Platform」と出てきた通り、
Power AutomateはMicrosoft社の製品群の位置づけとして「Power Platform」の中の1つサービスとして提供されています。
Power Platformの概要についても弊社記事ですが、下記に記載しております。
社会人1年目がPower Platform・Power Appsについて調べてみた

「Power Automate for desktop」とは

  • Power Automateの既存のRPA機能を拡張したもので、デスクトップベースのサービス
となります。

こちらはMicrosoft社の製品群の位置づけとしては、
「Power Automate」の中の、デスクトップフローのサービスに含まれます。

RPA機能を拡張したもの という事でこちらもイメージしやすい様に簡単な例を挙げると…
  1. 毎週特定曜日にあるサイトで定期発信されるCSVデータを取得
  2. 取得したCSVデータをローカルで加工、整形して新たに保存と同時にPDF出力
  3. ファイルサーバーにアップロード
  4. 関係者にPDFをメール
デスクトップフローイメージ

デスクトップフローイメージ

といったところでしょうか。
日々の定型作業を自身の端末上で事前に用意した
Power Automate for desktopに実行させるイメージです。
もちろんこちらも条件分岐や繰り返しといったアクションを利用可能ですし、
ウェブサイトはなく各会社で利用されているクライアントアプリケーションであっても対応可能です。

Power Automate for desktop でできること

こちらも弊社記事
【Power Automateの活用術】Power Automate for desktop で ルーチンワークを自動化する
でもご紹介させて頂いておりますが
  • クリック作業
  • ファイルやデータの移動、フォルダの操作
  • 画面入力作業
などなど…基本的に人がパソコン上で行う作業の大半は自動化できます。
この点は他社製品のUiPathなどと比べても、できる事自体にはそこまで大差ないと感じます。
(ライセンス形態や費用、他MS系製品との連携の簡易さは別。)

■デスクトップフロー動作イメージ

1点ご紹介するとすれば、UiPathなどにも存在する機能ですが、
「レコーダー機能」と呼ばれるものです。
大きく「ウェブレコーダー機能」と「デスクトップレコーダー機能」に分かれますが、
どちらも基本的には「パソコン上で動作するアプリケーションに対してユーザーが行った操作を、
Power Automate for desktopに記録し再現(フロー化)することができる」機能のことです。

注意点として!非常に便利な機能ではあるのですが…
レコーダー機能も完璧ではないので、レコーディングして終わりではなく
記録し再現したフローを、動かしては手直しを重ね、
成功率をあげる為に手を加えたりしていく必要があります。

特にウェブサイトに対してだと、クリックや入力先のUI要素の構成内容が頻繁に変わる事もある為、
UI要素の指定を意図的に曖昧にして成功率をあげたりします。

Power Automate for desktop 導入メリット

導入メリット

導入メリット

定型作業の自動化によって、下記のメリットが得られます。
  • 作業者の負担を軽減し、他の業務に割り当てる事ができる
  • 人であれば業務時間外の時間も、RPAで有効活用可能
  • ヒューマンエラー防止
もちろん自動化そのものを行うコストはかかりますが、
費用対効果を考えた上で自動化に取り掛かればよいですし
Windows10以降のユーザーは無償版が利用できる為…これといってデメリットはない様に思います!

Power Automate for desktop 有償版と無償版の違い

詳細な違いは公式サイト等で説明されている為ここでは、要点のみご紹介します!

クラウドフローとの連携による自動実行(トリガー、スケジュール実行)

無償版では、Power Automate for Desktop 単体でフローを実行する場合手動実行のみの対応の為
実行時は常にPCにサインインを行い、Power Automate for Desktop上で対象のフローを選択し
実行ボタンをクリックして終わるのを待つ…という作業が必要となります。
有償版では、PCへの自動サインインを含み特定の条件をトリガーとした自動実行や
スケジュールを設定した自動実行が可能です。

クラウド版のPower Automateサイトとの接続(フローの集中管理や実行状況の確認)

クラウド上のPower Automateサイト(http://flow.microsoft.com)に自動で登録され
サイト上でフローの集中管理や実行状況の確認が可能となります。

上記2点が要点かと思います。

例えば、大人数で大規模なデータ入力を行う定型作業があったと仮定して…
人と見立てたPCを事前に多数用意し、スケジュールされた時間になったら自動でサインイン
休憩なしにデータ入力を行い
エラーが発生したらしかるべき担当者へメールを飛ばして例外時の対応をする。

運用管理する人はクラウド版のPower Automateサイトを見てエラーログを確認したり
起動のスケジュールを変更したりする。
といった事を想像してみると、やはり企業様で利用するにあたっては有償版になってきますね!

Power Automate 関連記事のご紹介

せっかくなので弊社のPower Automate関連の記事をご紹介をさせて頂きます!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はPower Automate for desktopにフォーカスしたご紹介となりましたが、
ディープコムではDX推進のご支援としてPower Platformの導入から開発運用、
Azureと連携したウェブアプリケーション開発や
SharePoint拡張Webパーツの製品販売も取り扱っております。

ご興味をお持ち頂けた方は、お気軽に下記よりお問い合わせ頂ければと思います!

以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。

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