【Power Automate】「カスタムコネクタを用いてGoogle Analytics4(GA4)アクセス数を蓄積・Teams投稿」

2022.06.03
【Power Automate】「カスタムコネクタを用いてGoogle Analytics4(GA4)アクセス数を蓄積・Teams投稿」

こんにちは、MS開発部の加藤です。

今回は、Power Automateで
Google Analytics4(GA4)を用いて自社ホームページのアクセス数を取得し、
Teamsに投稿するフローを作成したのでご紹介していきます。

目的

「Google Analytics4(GA4)を用いて、
自社ホームページのアクセス数&ページアクセスランキングの取得・蓄積・投稿を行う」

弊社では、Google Analytics専用のGmailアカウントを作成し運用している為、
解析結果を共有するにはレポート機能を利用していました。

しかしレポート機能では、条件を変更することができず不便であった為、
社員全員がホームページのアクセス数や、アクセス数の多いページを把握できるよう、
定期的にホームページのアクセス数とページアクセスランキングTOP30の取得結果を
表形式で投稿することにより、簡潔に確認できるよう改善しました。

また、Analyticsではデフォルトで
過去データが26か月分までしか保持されない設定になっているため、
Power Appsのモデル駆動型アプリケーションを作成しデータを蓄積、
グラフを作成することで過去の全データを振り返ることができるようにしました。

モデル駆動型アプリのダッシュボード

Google Analyticsについて

Google Analyticsとは

Googleが無料で提供するアクセス解析ツールで、
利用することで、以下のようなメリットを得ることができます。

顧客重視の測定を活用。
ユーザーがライフサイクル全体において、お客様のサイトやアプリをどのように利用しているか把握できます。

優れた自動インサイトを取得して投資収益率を向上。
Google の機械学習を使って新たなインサイトを見出して未来のユーザー行動を予測し、データの価値をもっと引き出しましょう。

インサイトを成果に。
Google のさまざまな広告ツールとパブリッシャー ツールの連携を通じてマーケティングの成果を最適化するために、策を講じましょう。

データを活用。 使いやすい管理画面と共有可能なレポートを使って、データをすばやく分析して共同作業ができます。
引用元:公式サイト【Googleマーケティングプラットフォーム】

※Google Analyticsの概要、機能に関しての詳細も、 公式サイト からご確認ください。

GA4とは

従来のユニバーサルアナリティクス(UA)の運用が2023年7月23日で廃止されることが決定し、
最新バージョンのGoogle Analytics4(GA4)への移行が促されています。

ユニバーサルアナリティクス(UA)と比較して、
Google Analytics4(GA4)は以下のような変更点が挙げられます。

・プライバシーが重視され、今後起こりうる変化に対応可能
・機械学習を活用し、カスタマー ジャーニーに関するインサイトをプラットフォームとデバイスをまたいで分析
・Google の広告プラットフォームとのシームレスな統合が強化され、キャンペーンのパフォーマンスの最適化とマーケティングの ROI の向上を実現
引用元:公式サイト【アナリティクスヘルプ】
※Google Analytics4(GA4)に関しての詳細は、 公式サイト からご確認ください。

今回は、Google Analytics4(GA4)及び Google Cloud Platform(GCP)を
事前に設定し、Google Analytics Data APIのrunReportメソッドを使用しました。
(2022年5月現在、下記のメソッドはbeta版となるためご留意ください。)

※APIの利用方法に関する詳細は、 公式サイト からご確認ください。

機能

1.毎週月曜日/毎月1日にGoogle Analytics Data APIからデータ(※)を取得・整形してTeamsに投稿
2.下記データをモデル駆動型へ蓄積、グラフの表示(過去1年分、蓄積分それぞれ)

データ(※)

全体像

全体図

【全体の簡単な流れ】
・Power Automate ①親フロー でトリガーが起動
・毎週月曜日と毎月1日に ②子フロー を呼び出し
・子フロー内の ③カスタムコネクタ を用いて ④Google Analytics Data API を叩く
・⑤Google Cloud Platform(GCP)で認証を行う
・⑥Google Analytics4(GA4)で自社ホームページのアクセス数を取得
・⑦Dataverse に取得したアクセス数を蓄積
・⑧モデル駆動型アプリ でグラフとして表示
・集計結果を整形し、⑨Teamsチャネル に投稿

作成手順

1. Google Analytics4(GA4)の設定

Google Analytics4(GA4)のデータを取得する為には、
事前に新規で設定、またはUAからのデータの引継ぎをしておく必要があります。

Google Analytics

※プロパティ設定に関する詳細は、公式サイトからご確認ください。

2. Google Cloud Platform(GCP)の設定

Power Automateのカスタムコネクタを作成し、Google Analytics APIへアクセスする為に
Google Cloud Platform(GCP)にて利用するAPIの指定や、AOuth2.0認証の設定などを行います。

Google Cloud Platform

3. カスタムコネクタの作成

ホームページアクセス数用とページごとのアクセス数用のカスタムコネクタを作成します。
※カスタムコネクタ作成に関する詳細は、公式サイトからご確認ください。

1.「ホームページアクセス数用」カスタムコネクタ

カスタムコネクタ全般情報画面

2.「ページごとのアクセス数用」カスタムコネクタ

カスタムコネクタ全般情報画面

また、弊社の記事ではありますが、
【Power Automate】カスタムコネクタとは?作成方法まで解説にて、
カスタムコネクタの作成方法のブログを記載させていただいていますので、併せてご確認ください。

4. Power Automateソリューションの作成

Power Automateでは、親子フローとして処理の共通化を行う場合、
同一のソリューションに内包する必要があります。

今回フロー構成は処理共通化とメンテナンス性を考慮して下記とする為、ソリューションを作成します。
親フロー:起動管理と月初 OR 月曜日の判定から、その後のメイン処理を呼び出す。
子フロー:カスタムコネクタを用いてデータを取得、返却する処理。

※ソリューションの作成には、以下のような前提条件があります。
ソリューション作成に関する詳細についても、 公式サイト からご確認ください。
ソリューションを作成するためには、以下のコンポーネントが必要となり、ソリューションに対応したフローを作成する必要があります。
・Dataverse。
・バージョン 9.1.0.267 またはそれ以上の環境。
・バージョンを確認するには、Power Platform 管理センター に移動して、環境 を選択し、目的の環境を選択します。
引用元:公式サイト【ソリューション対応フローの概要】
また、弊社の記事ではありますが、
【Power Automate】親子フロー(共通処理化)についてご紹介にて、
親子フローの作成方法のブログを記載させていただいていますので、併せてご確認ください。

5.モデル駆動型アプリの設定

今回は週間集計分のテーブルと月間集計分のテーブルを作成し、
モデル駆動型アプリのダッシュボードに蓄積されたデータをグラフで表示されるように設定しました。
(グラフは、Power BIでも作成可能です。)

モデル駆動型アプリのダッシュボード

※モデル駆動型アプリの作成方法、詳細については、 公式サイトからご確認ください。
※ダッシュボードとグラフの作成、表示方法ついては、 公式サイトからご確認ください。

6. Power Automate(子フロー)の作成

①トリガー

Power Automateで親子フローを作成する場合、
子フローのトリガーは「手動でフローをトリガーします」を設定します。

トリガー

②ホームページアクセス数取得用スコープ作成

先ほどご紹介したカスタムコネクタを用いて、ホームページアクセス数を集計します。
※スコープを用いることで、フローを整理することができます。

ホームページアクセス数取得用スコープ

③ページごとのアクセス数取得用スコープ作成

先ほどご紹介したカスタムコネクタを用いて、ページごとのアクセス数を集計します。
※スコープを用いることで、フローを整理することができます。

ページごとのアクセス数取得用スコープ

④ 親フローに返す

Power Automateで親子フローを作成する場合、
子フローの最後のアクションは「Power AppsまたはFlowに応答する」を設定します。

親フローに返却

7. Power Automate(親フロー)の作成

①トリガー

毎日9:00にトリガーが発動し、Automateが起動します。
毎週月曜日と毎月1日に該当する日のみフローが実行され、該当しない場合はフローを抜けます。

トリガー

②子フローの呼び出し

毎週月曜日と毎月1日に該当する日のみフローが実行され、
カスタムコネクタを経由してGoogle Analytics APIからデータを取得し、
モデル駆動型にデータの蓄積が行います。

③モデル駆動型に登録

テーブルに登録されたレコードをベースに、
簡単にデータが確認できるよう下記のグラフを作成し、ダッシュボードとして配置しました。

モデル駆動型アプリのダッシュボード

※Teamsのタブにモデル駆動型アプリを埋め込む場合、
【Teamsの管理センター】>【アプリを管理】>【Power Appsを許可する】の設定が必要となります。

④Teamsに投稿

Teamsのチャネルに、
・毎週月曜日に先週月曜日~日曜日までの1週間分
・毎月1日に先月1か月分

アクセス数と記事ランキング(ページアクセス数TOP30)の集計結果を表形式で投稿。

Teams投稿イメージ

※弊社の場合は確認のしやすさからTeamsでの投稿としました。

まとめ

Google Analytics4を用いた、
ホームページアクセス数自動集計機能についてのご紹介いかがでしたか?

自分たちの成果を定期的に発信、共有、確認することで、
適切なHP運用ができ、マーケティングに活かすことができるかと思います。

ディープコムではほかにもDX推進のご支援として、
Power Platformの導入から開発運用、Azureと連携したウェブアプリケーション開発や
SharePoint拡張Webパーツの製品販売も取り扱っております。

また弊社の記事ではありますが、
社会人1年目がPower Platform・Power Appsについて調べてみたにて、
Power Platformについて概要を記載させていただいています。

ご興味をお持ちいただけた方は、お気軽に下記よりお問い合わせいただければと思います。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。

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