SharePointでVR【仮想現実】を実現するSharePointスペースとは

弊社ブログをご愛読の皆様、お疲れ様です。MS開発部の山本です。
今回はVR(仮想現実)やAR(拡張現実)により生み出される、MR(複合現実)体験を提供することができるSharePointスペース機能について記載します。
SharePointスペースを利用すると、2Dと3DのWebパーツを使用して、MR(複合現実)体験を作成することができるようになります。 簡単に言うと、SharePointスペースは、SharePointページに埋め込まれた3D環境です。そこに3Dコンテンツなどを追加することができます。
例えば下図のような3DオブジェクトのWebパーツ、360°画像やビデオ、2D画像とテキストなどをSharePointサイトのMR(複合現実)内に配置することができます。
SharePointスペースはAR(拡張現実)型ヘッドセットなどを使うことで、没入体験をより強くすることができます。
ヘッドセットを使用しなくても、PCのブラウザやスマートフォンなどのデバイスからでもSharePointスペース機能は利用することができます!
Microsoftの公式サイトにも、簡単な概要が載っているので、併せてご覧ください。
SharePoint spaces
私の方でもSharePointスペースを実際に利用してみました。
会社説明会などでSharePointスペースなどを利用すれば、インパクトも出ると
思ったので、簡単な会社概要を作成してみました。
今回はテキストモデルと記号の3Dオブジェクトを使って、簡易的に作成しましたが、 ご利用になる際にMicrosoftが用意してくれている3Dオブジェクトを多用すれば、 印象に残りやすいものが作成できると感じました。
ではSharePointスペースのセットアップのやり方を記載しておきます。
Microsoft 365のSharePointを利用できる方はSharePointスペースも利用できるので、ぜひ使ってみてください。
セットアップの注意点として、PCのブラウザまたはAR(拡張現実)型ヘッドセットでセットアップを行う必要があります。
もちろんセットアップが終わったSharePointスペースはその他デバイスでも閲覧することは可能です。
①モダンサイトを作成して、歯車マークから「サイト情報」を選び、すべてのサイト情報を表示します。
②「サイト情報」ウィンドウの下部までスクロールして、「すべてのサイト設定を表示」リンクを押下します。
③「サイトの設定」の「サイトの操作」セクションから「サイト機能の管理」を押下します。
④「サイト機能」からスペース列の「アクティブ化」を押下します。
⑤トップサイトに戻り、「新規」から「スペース」を押下します。
⑥スペース作成画面で「スペース名」と「構造」を選択して、「作成」を押下するとスペースが作成されます。
*構造はいつでも変更可能で、画像をアップロードすることで自分の好みのもの に変更可能です。
⑦「スペースの設計」や「+」を押下すると、スペースに3Dオブジェクトなどを配置することができます。
*SharePointスペースに配置する3Dオブジェクト形式は、可能な限りGLBとGLFT形式を使用することをお勧めします。
その他推奨事項や注意点はこちらをご覧ください。
SharePointスペース:推奨事項とベストプラクティス
SharePointスペース機能のメリット・デメリットについてまとめさせていただきます。
メリット:
・AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などを利用したMR(複合現実)の練習を簡単に行うことが可能。
・360°ビデオなどを利用して、建物の見学などをリモート環境で実現可能。
・ほかのサイトとは違う創造性の高いサイトデザインを実現可能。
・プレゼンテーションなどで利用することで、興味関心を引き出せる。
…などクリエイターの発想次第で利用方法は多数存在しています!
デメリット:
・AR(拡張現実)型ヘッドセットを使用しないと、没入感が得られにくい。
…などです。
まとめ
SharePointスペースについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
SharePointスペースを利用し、MR(複合空間)による
MR(複合空間)によるサイトデザインの構築や会社説明会などでの利用でも
インパクトが残すことができるものを作成することができると思います。
今回はSharePointスペースのご紹介をさせていただきましたが、
弊社では他にSharePointの役立つブログを多数載せているので、
ご興味を持っていただけた方はぜひこちらも併せてご覧ください。
また、ディープコムでは他にもSharePointに関するサービス提供を行っております。
▼サービス
SharePointサービスのご紹介
▼プロダクト
①SharePoint スケジューラー連動
②SharePoint 未既読
③SharePoint アクセス権限
今回紹介したWebパーツをご利用したい方や モダンUIでのオリジナル拡張機能やWebパーツの作成相談など、その他弊社の業務内容などにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。
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