(第2回)SharePoint 移行計画時の重要なポイント解説

皆さん、こんにちは。MS開発部の古薮(伊故海)です。
 
前回は移行企画の前段として、移行作業の概要と必要性、移行企画における重要なポイントについて説明しました。
今回は、「現状の把握」について説明いたします。

第1回目:SharePointへの移行の概要
第2回目:現状の把握(本記事)
第3回目:移行対象の選定

「現状の把握」はなぜ必要か

ファイルサーバーを移行する際をイメージしていただきたいのですが、移行企画する際に、
どれだけファイルサーバーが利用されているのかを確認されるかと思います。
 
SharePointでも考え方は同じで、利用状態を把握しなければ、
後工程の移行対象の選定や、概算見積の精度が落ちてしまいます。
 
ではSharePointのどこの利用状態を把握する必要があるのでしょうか?
具体的には、下記の5大要素を確認するのがベターです。


 

主な確認ポイント

1:サイト数

まず把握すべき情報はサイトの数が考えられます。
移行ツールでの移行は確認作業等を考慮すると、サイト単位で実施するケースが多いです。
よってサイトコレクション、ルートサイト、サブサイトの数が多ければ多い程、移行作業の手間が増加する事になります。よってサイト数の情報は重要なポイントと言えます。

2:サイズ

次に考えられるのは各サイトのファイル数とファイルサイズです。
ファイルサーバーのロボコピーをイメージいただくと分かり易いかと思いますが、ファイル数とサイズが多ければ多いほど、移行する際の待ち時間が増加する形になります。
 

3:機能

ここでの機能とは、現行のグループウェアで利用している標準機能の把握と、サードパーティー製品の利用有無が考えられます。
把握の目的は、移行元では利用できていた機能が、移行先では利用できなくなる可能性がある為です。
 
特にSharePoint間での移行を行う際は、SharePointのバージョンにより、できる事とできない事が異なるため、本項目の把握は必須と言えます。

4:カスタマイズ

移行元がSharePointの場合、標準機能外で実装しているカスタマイズ箇所の把握が必要です。
カスタマイズの定義が分かりにくいという相談をよく受けますが、
具体的には、SharePointの標準UIでは実装できない開発が該当します。
(例:SharePointDesigner、InfoPath、サンドボックスソリューション、jsLINK、CSS、javascript等)
 
ここのカスタマイズ箇所は、通常の移行方法では移行できません。
お客様で状況を把握せずに誤って移行した事で、移行先で該当機能の利用ができなくなり、
弊社宛にお問い合わせいただく事例が多く発生しておりますので特にご注意ください。
 

5:ワークフロー

最後にワークフローの利用状況の把握です。
ワークフローは移行の中でもカスタマイズの次に難易度が高いポイントとなります。
  

ワークフローがどれくらい存在しているのかを把握し、
移行後に正常に設定できているかを確認する作業量に直結します。

まとめ

いかがでしょうか?
 
5大要素を把握する事で、既存グループウェアの作業ボリュームと移行時のリスクポイントがある程度見えてきます。
(それ以外にも見るべき箇所は複数ありますが、細かくなるので割愛させていただきます)

また前述したとおり、現状の把握をしっかり行う事が、後続作業の移行対象の選定と
費用規模感の精度につながります。
 
前回でも説明しましたが、現状の把握がしっかりできていない場合、後の移行設計で各サイトの情報を細かいレベルで確認した際に乖離が発生し、予算オーバーや、スケジュール遅延、品質の低下につながります。

次回は、後半の移行対象の選定について説明したいと思います。
 

第1回目:SharePointへの移行の概要
第2回目:現状の把握(本記事)
第3回目:移行対象の選定

 
弊社ではSharePointへの移行サービスを行っており、移行企画、設計~切替迄の全フェーズの対応から、特定フェイズのみの支援、カスタマイズしたサイトの移行までフレキシブルに対応しております。
 
その他弊社の業務にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
(お問い合わせはこちらのページをご確認の上、メールアドレス「info@deepcom.co.jp」までご連絡ください。)
 

 

 

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