DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
Power Apps活用事例とともにご紹介

「DX(Digital Transformation / デジタルトランスフォーメーション)」について解説し、ローコーディング アプリケーション プラットフォーム『Microsoft Power Platform』やローコーディングビジネスアプリケーション『Power Apps』を活用した事例をご紹介します。

        

DX(デジタルトランスフォーメーション)について


DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

ビジネスにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の意味を簡潔に言い表すと、
【データやデジタル技術を駆使して、ビジネスに関わるすべての事象に変革をもたらす】ことで、データやデジタル技術を軸に、
・従来存在しなかったらサービスや製品、ビジネスモデルを創出
・業務プロセスを見直し、既存ビジネスで生産性向上やコスト削減、時間短縮を目指す
・業務そのものを見直し、働き方を変革
というように、ビジネス全体を根底から変革することを表します。



DXがなぜ今必要か

技術やネットワークの進化に伴い、多種多様な業種において、これまでにはない新しい製品やサービス、ビジネスモデルを展開する企業が続々と登場している事で、多くの企業で競争力の維持・強化を図る必要に迫られています。 そのための手段としてDXを進めていく必要があります。 しかし、従来のビジネス全体を大きく変えることは簡単な事ではなく、本格的にDX推進に踏み出せているのは一部の企業のみというのが現状です。
経済産業省が2018年9月に発表した「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」を抜粋すると、下記を「2025年の崖」として掲げています。


・ 既存システムが、事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができない、過剰なカスタマイズがなされているなどによる複雑化、ブラックボックス化
・ DXを望んでも、データ活用のために上記のような既存システムの問題を解決し、そのためには業務自体の見直しも求められる中(=経営改革)、現場サイドの抵抗もある中での実行

(出典)経済産業省『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』

対策をとる事ができなかった場合、 「既存システムの複雑化・ブラックボックス」「全社横断的なデータ活用ができない」といった問題から、下記の様なシナリオが記載されています。

◆ユーザー
・爆発的に増加するデータを活用しきれず、デジタル競争の敗者に
・多くの技術的負債を抱え、業務基盤そのものの維持・継承が困難に
・サイバーセキュリティや事故・災害によるシステムトラブルやデータ滅失・流出等のリスクの高まり


◆ベンダー
・技術的負債の保守・運用にリソースを割かざるを得ず、最先端のデジタル技術を担う人材を確保できずレガシーシステムサポートに伴う人 月商売の受託型業務から脱却できない
・クラウドベースのサービス開発・提供という世界の主戦場を攻めあぐねる状態に

2025年が刻々と迫りつつあることから多くの企業がDX推進を課題とする状況が生まれています。


(出展)経済産業省『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』




Power Platformについて


ディープコムでは先にあげたDX推進の動きを受け、業務プロセスの自動化と見直しを目指すべく、Microsoft365導入後の次なるSTEPとして、 『Microsoft Power Platform』の利用を推進しています。
Power Platformとは、Microsoft社が提供している【ローコーディング アプリケーション プラットフォーム】です。
大きく下記4つのサービスと、それらを支えるデータベースサービスで構成されています。


※Power Appsにはキャンバスアプリ/モデル駆動型アプリ/ポータルが含まれます。
 Power AutomateにはPower Automate(クラウドフロー)/Power Automate for Desktop(RPA)が含まれます。

公式ページ:Microsoft Power Platform




Power Appsについて

Power Platformの中でもフロントエンドとなるPower Appsについて紹介いたします。 Power Appsはあらゆるデータソースと連携し、ローコーディングでビジネスアプリケーションを開発するツールです。 プログラミングの知識を必要とせず Microsoft PowerPoint のような直観的な操作と、Microsoft Excel のような関数を入力するだけで、低コスト短期間でビジネス アプリケーションを作成できます。



メリット



Power Appsを利用する事で得られるメリットは下記の5つです。

①学習コストの削減
 ローコード開発基盤のため、最小限の学習時間ですぐに開発を開始する事ができます。
②開発コストの削減
 開発の敷居が低いため、内製化する事で開発コストを下げる事ができます。
 導入や初回運用と教育を合わせてベンダーに依頼し、現場から上がる様々な改善要望や機能追加等は
 内製化する事でスタートするのもよいかもしれません。
③多様なデータ連携
 200を超えるコネクタにより既存システムとスムーズに連携できます。
 Microsoft社の製品は勿論の事、外部サービスとのコネクタも多数あります。
 また、スマートフォン、タブレット、Web ブラウザなどマルチ デバイスへアプリを展開できます。
④ニーズへの即時対応
 従来の開発に比べ開発サイクルを短くできるため、急激に変化するニーズに柔軟に対応できます。
⑤セキュリティ設計のコスト削減
 セキュリティやガバナンスの設計が容易で作成されたアプリが一元管理できます。

上記の様な特性を持つ反面、
画面数が多い複雑なアプリや、細かなUI・UXを必要とするアプリにはあまり適しません。
また、導入を検討する場合、ライセンス費用はランニングコストとなるため、
事前にPower Appsで再構築・新規作成する予定のアプリ数と必要性を検討する事がポイントです。




Power Appsの一般的なユースケース

Power Appsの一般的なユースケースとして、公式サイトにも挙げられている下記の9つのパターンをご紹介いたします。



承認1つまたは複数のソースから承認を取得・権限の自動付与
・従業員の出張申請
・残業申請
・タイムシートの提出
資産管理在庫またはその他の資産の管理・資産確認
・資産ロールアウト
・在庫管理
・消耗品の販売注文管理
計算/変換データを計算または変換する・コスト見積もり
・意思決定のサポート
・現場技術者アプリ
・作業指示書または見積もりの生成
・プロジェクト見積もり
・デジタル値の追跡
・月次販売目標の追跡
・一般的なフレーズの翻訳
コミュニケーション/お知らせニュースや情報を従業員や顧客に公開する・お知らせビューワー
・全社コミュニケーション
・企業ニュース管理
・ラーニング カタログ
・製品カタログ
検査/監査標準化された質問票を作成して、記入して行動する・顧客データの収集
・日常業務の現場検査
・インシデントのレポート
・IoT ベースのモニタリング
・品質管理チェックリスト
・安全およびコンプライアンス監査
・店舗監査
・消耗品の追跡
プロジェクト管理プロジェクトの開始から完了までを追跡する・プロジェクト管理
イベント管理イベントの登録、計画、または実施を管理する・出席
・出席者の略歴
・登録
・セッションのスケジュール
ライフサイクル/ワークフロー管理明確に定義されたプロセスを通じてレコードを追跡および移動する・契約のライフ サイクル トラッカー
・メール ルーター
・従業員のオンボーディング
・従業員の昇進評価
・経費報告プロセス
・要求管理
・サービス デスクのチケット
スケジュール管理カレンダーの可用性に基づいてリソースを割り当てる・会議室を予約する
・利用可能な販売員を探す
・ツールの予約
・従業員のタッチダウン スペースの部屋を見つける
・顧客予定のスケジュール
・乗務員のスケジュール
・車の予約
(出展)Microsoft Docs『Power Apps パターンの概要』

Deep ComでのPower Appsの利用事例もぜひご一読ください。




ディープコムでのPower Appsの利用事例(ブログ)

【Power Apps】「QRコードを利用した備品管理」のご紹介 – 株式会社ディープコム (deepcom.co.jp)
【Power Apps】「健康診断予約・結果管理」のご紹介 – 株式会社ディープコム (deepcom.co.jp)
【Power Apps】「営業向け案件管理アプリ」のご紹介 – 株式会社ディープコム (deepcom.co.jp)
【Power Automate】「HPアクセス数自動集計」のご紹介 – 株式会社ディープコム (deepcom.co.jp)


資料ダウンロード

Power Apps 安否確認ホワイトペーパー – 株式会社ディープコム Build The Future (deepcom.co.jp)
Power Apps 備品管理アプリ – 株式会社ディープコム Build The Future (deepcom.co.jp)
Power Apps 健康診断管理アプリ – 株式会社ディープコム Build The Future (deepcom.co.jp)

今回はPower Appsにフォーカスしてご紹介しましたが、Power Platformとしての利用例は

・Power Appsで比較的小さなアプリケーションを素早く作成、運用しながら改善
・Power Automateでユーザー入力から繋がる業務フローを自動化
・Power BIでDataverseに集約されたデータを元にグラフ化・可視化・データ分析

といった形が主になります。
また、単品のアプリケーション開発をPower Appsで…というよりも

“ アプリケーションが多く煩雑、データの管理場所がそれぞれ異なる。”
“ ニーズに合わせ比較的規模の小さいアプリケーションを作成したいが稟議が通らない。”
“ アプリケーションとデータを一元管理し、分析したい。”
“ ゆくゆくは社内でアプリケーションの改善や運用を行いたい。”

といった形で、社のDX推進における基盤としてPower Platformを利用する事がポイントになります。




Power Appsライセンスについて

per appとper userの違い

大きくMicrosoft 365ライセンス内/Power Apps per app/Power Apps per userと別れますが、per appper userの違いを挙げます。

◆per app
 まずは始めてみる というのに最適です。
 ・アプリ単位のライセンス
 ・1つのアプリを実行するユーザー毎にライセンスを割り当てる

◆per user
 無制限のアプリ実行に最適です。
 ・ユーザー単位のライセンス
 ・実行するアプリの数に関わらずユーザー毎に1件ずつライセンスを割り当てる



Power Apps ライセンス体系

Power Appsのライセンス体系を抜粋してご紹介します。

CATEGORY機能Microsoft 365に含まれるper appper user
アプリ/ポータルの実行アプリの実行(キャンバス)無制限アプリ*2無制限
アプリの実行(モデル駆動)×アプリ*2無制限
ポータルへのアクセス×ポータル*1無制限
データ接続標準コネクタ
プレミアムコネクタ/カスタムコネクタ×
オンプレミスデータゲートウェイ×
データ保存/管理Dataverse(旧称:CDS)一部のMicrosoft 365ライセンス
Dataverse for Teams(Teams内のチーム内アプリでのみ利用)×
カスタムテーブル作成/アクセス×
Dynamics 365の制限付きテーブルへのアクセス×読取専用読取専用
フロー自動化/インスタント/スケジュール済フロー×アプリコンテキスト内アプリコンテキスト内
ビジネスプロセスフロー×アプリコンテキスト内アプリコンテキスト内
Power Automate使用権
ライセンスあたりの容量Dataverse データベース容量×50MB250MB
Dataverse ファイル容量×400MB2GB
(出展)Microsoft Docs『Microsoft Power Platform のライセンスの概要』

Contactお問い合わせ

Power Platform サービスをご検討の方はこちらより お問い合わせください。

Power Platform サービスに関する資料請求やお見積もり、ご相談につきましては以下のフォームにご入力の上、お気軽にお問い合わせください。追って、担当者よりご連絡させていただきます。
PAGETOP