【Microsoft Azure】Webサーバーの構築からカスタムドメインの設定まで超簡単!Azure App Serviceを使ってみよう!

こんにちは、MS開発部の渋谷です。
この記事を読んでいる方はWebサーバーの構築をどうしようか悩まれているのではないでしょうか?
「Webサーバーの構築って難しそう…」「独自ドメインの設定でつまづいた経験がある…」そんなあなたに朗報です!今回は、面倒なサーバー管理や複雑な初期設定をせずに、かんたん・スピーディにWebサーバー構築からカスタムドメイン(独自ドメイン)設定までできてしまうMicrosoft Azureの「App Service」をご紹介します。この記事を読めば、Azure初心者でも安心してWebサイトの公開ができるようになりますよ。
Azure App Serviceとは
Azure App Serviceは、Microsoftが提供するクラウドベースのアプリケーションホスティングサービスです。日本語では「アップサービス」と呼ぶ人が多いです。WebアプリケーションやAPI、モバイルアプリのバックエンドを、WindowsやLinux上で簡単に構築・公開できます。
主な特徴は以下の通りです:
- OSやインフラの管理が不要で、すぐにWebサーバーが用意できる
- GitHubやAzure DevOpsなどと連携した”自動デプロイ”が可能
- カスタムドメインの設定やSSL証明書の導入も簡単
- スケーリング(アクセス数増加にも自動対応)やセキュリティ機能も充実
初心者の方でも数クリックでWebサイトを公開できるため、学習や個人開発はもちろん、ビジネス用途にも安心して利用できます。次のセクションでは、実際にAzure App Serviceを使ってWebサーバーを立ち上げる手順を解説していきます!
Azure App Serviceのデプロイ方法
Azureにはさまざまなデプロイ手法が用意されていますが、今回は最もお手軽にサービスを作成できるAzureポータルを使用したデプロイ方法を紹介します。
まず、Azureポータルにログインをし「+リソースの作成」を選択します。

Webアプリを「作成」します。(※もし画面に表示されていない場合には、検索欄で検索をしてみてください)

各種入力必須事項を入力します。データベースやネットワークなども追加で細かな設定をしたい場合には各タブで設定をすることができますが、今回は検証のためそのまま「確認および作成」をクリックします。

内容を確認し、「作成」をクリックするとデプロイが開始されます。何も問題がなければ1分も経たないうちにデプロイが完了します。

デプロイが完了するとAzure App Serviceの操作画面を確認できます。設定した初期のリソース名でWebサイトのURLが発行されています。

App Serviceドメインを使ったカスタムドメインの購入と設定
Webサーバーが1分も経たずに完成しましたね!検証で使う際にはこのままで十分ですが、本番運用の場合には自社のカスタムドメインを設定したい場合が多々あるかと思います。この章ではAzure上でカスタムドメインを設定する方法を紹介します。
Azure App Serviceにカスタムドメインを設定する方法には2種類あります。
- 外部サイトで購入したドメインを持ち込む
- Azure上でドメインを購入して割り当てる
本記事では2番について紹介をします。
Azure App ServiceにはAzure上で独自ドメインを購入できるApp Serviceドメインという機能が用意されています。ドメインの管理とWebサーバーの管理をAzureポータルに集約することができるので、運用コストを格段に下げることができます。ドメイン自体のコストにどれくらいの差があるのかは比較検討する必要がありますが、DNSの知識があまりなくても簡単に設定できるので初学者の方にもおすすめな手法です。
App Serviceドメインの設定をしてみましょう。Azure App Serviceの画面左「設定」メニューから「カスタムドメイン」を選択します。すると、「+ App Serviceドメインの購入」ボタンが表示されるのでクリックします。

「ドメイン」の欄に購入したい独自ドメイン名を入力します。入力した文字列が一意であることが確認されると「確認および作成」をすることができます。

少し時間はかかりますが、しばらくするとドメインの購入が完了しApp Service上に購入したドメインが表示されます。購入した独自ドメインで作成したWebサーバーにアクセスできることも確認できます。

内部では自動的にAzure DNSと呼ばれるマネージドサービスがデプロイされており、先ほど購入した独自ドメインをマネージドのDNSサーバーとしてホストしていることが確認できます。AレコードやCNAMEまで自動的に設定してくれるのはとても便利ですね!

さいごに
今回はAzure App Serviceを使って簡単にWebサーバーの構築からカスタムドメインの設定までを試してみました。
Webアプリの運用・管理を集約できるのはAzureのメリットですね。
本記事の内容が少しでもお役に立ちましたら幸いです。
以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。
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