【SharePoint】監査ログ分析~セキュリティ対策やガバナンスの実現~

2023.09.28
【SharePoint】監査ログ分析~セキュリティ対策やガバナンスの実現~

いつも弊社のブログをご愛読いただき、ありがとうございます。
MS開発部の市川蓮です。

皆様はSharePoint監査ログを活用していますでしょうか。

SharePointログを活用することは、ビジネスの成功に欠かせません。

SharePoint監査ログは、
SharePoint環境におけるさまざまなアクションやイベントの情報を記録するログファイルのことです。

具体的には、ユーザーの操作履歴、
コンテンツの変更履歴、アクセス制御の変更などが監査ログに記録されます。

SharePoint監査ログは、
セキュリティとコンプライアンスの観点から非常に重要な役割を果たしています。

本ブログでは、
SharePointのログを分析するメリットおよび
実際に分析するための方法についての簡単なご紹介をさせていただきます。

最後までお付き合いいただければ幸いです。

また補足ではありますが、
弊社ではMicrosoft 365のアクセスログおよび監査ログを収集し、
分析するサービス「BizLog」の提供を開始しました。

BizLogは、Microsoft 365の標準機能と比較して、
ログの保存期間の制限がなく、より細かい単位での高度な分析が可能です。
組織内のログを活用することで、最適な情報発信や共有の仕組みを作成することができます。

詳細については、以下のページをご確認ください。
BizLogサービスページ:
https://deepcom.co.jp/bizlog/
BizLog PRTIMES:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000078236.html

SharePointログ分析のメリット

SharePoint監査ログから取得可能な情報

SharePoint監査ログ分析は、さまざまな情報を得ることができます。
以下に、その主な情報を紹介します。

ユーザーアクティビティ

SharePoint監査ログ分析により、
ユーザーがどのようなアクションを実行したかがわかります。
たとえば、特定のドキュメントやサイトへのアクセス履歴、
ファイルの作成や編集、削除の記録などが得られます。
個々のユーザーの作業のモニタリングやトレーニングの必要性の特定が可能になります。

セキュリティ情報

SharePoint監査ログ分析は、セキュリティに関連する情報を提供します。
たとえば、異なるユーザーがアクセスを試みたり、
特定の操作を試みたりした場合、それに関する詳細な情報が得られます。
また、権限の変更履歴や異常なアクティビティの検出など、
セキュリティ侵害の可能性を特定するための重要な手がかりとなります。

アクセスパターン

SharePoint監査ログ分析は、ユーザーのアクセスパターンを把握するための貴重な情報源です。
特定のドキュメントやサイトがどの程度利用されているか、
どのユーザーが最も頻繁にアクセスしているかなどがわかります。
これにより、サイトやドキュメントの使用状況の把握や、
リソースの最適化、必要な改善策の特定などが可能になります。

変更履歴

SharePoint監査ログ分析により、変更履歴を追跡することができます。
たとえば、特定のファイルやドキュメントがいつ誰によって変更されたか、
以前のバージョンとの差異などがわかります。
これは、重要な情報の保持やコンプライアンスの要件に対する適合性の確認などに役立ちます。

以上が、SharePoint監査ログ分析によって得られる主な情報です。
これらの情報を活用することで、
セキュリティやパフォーマンスの向上、効率的なリソース管理、
作業プロセスの改善など、組織のさまざまな側面で利益を得ることができます。

SharePoint監査ログを分析する

SharePointの監査ログを活用することによって、さまざまな具体的なメリットが得られます。
SharePoint監査ログは、
組織のデータセキュリティとコンプライアンスの向上に寄与する重要な情報源となります。

まず、SharePoint監査ログを活用することで、
誰が、いつ、どのようにデータにアクセスしているのかを把握することができます。

これにより、不正なアクティビティや権限の不適切な使用を特定し、
セキュリティの脅威を早期に察知することができます。

機密情報への不正なアクセスを防ぐため、必要に応じてアクセス権限の調整や監査の強化が可能です。

さらに、SharePoint監査ログを活用することで、
業務プロセスの改善や効率化に寄与することができます。

例えば、ログを分析して、
データへのアクセス方法やタイミングについて洞察を得ることができます。

業務のボトルネックや改善の余地がある箇所を特定し、生産性を向上させることができます。

その上、SharePoint監査ログは法的要件や規制要件への対応にも重要な役割を果たします。

必要な情報を正確かつ迅速に取得することが求められる場合に、監査ログは信頼できる証拠となります。

また、特定のイベントやトランザクションの監査ログを保持することは、
法的な争いやコンプライアンスの調査への対応にも役立ちます。

SharePointの監査ログを活用することは、データセキュリティの向上、
業務プロセスの改善、法的要件への対応といった具体的なメリットをもたらすでしょう。

SharePoint監査ログは貴重な情報源であり、
組織の安全性とパフォーマンスを向上させるために活用すべきです。

SharePointログ分析方法

SharePoint監査ログ設定方法

SharePointの監査ログを有効化する方法や設定の詳細について解説します。

SharePointの監査ログを有効化するには、以下の手順に従う必要があります。

  1. サイトの設定にアクセスします。
  2. 「サイトコレクションの構成設定」をクリックします。
  3. 「サイトコレクションの監査ログ設定」の下にある「監査ログの設定」をクリックします。
  4. 「監査ログの設定」ページで、
    監査ログを有効化するために「監査ログ記録を有効化する」オプションを選択します。

監査ログの有効化後、以下の詳細な設定も行うことができます。

監査イベントの選択

「監査ログの設定」ページで、具体的な監査イベントを選択することができます。
ユーザーのログインやログアウト、ドキュメントの作成や編集、
権限の変更など、特定のイベントを監査することができます。
必要に応じて、監査するイベントを選択してください。

監査データの保存期間

SharePoint監査ログの保存期間を指定することができます。
SharePointでは、
デフォルトでは監査ログは30日間保存されますが、必要に応じて期間を延長することも可能です。
長期間のSharePoint監査ログの保存が必要な場合は、設定を変更してください。

監査ログのレポート

SharePointは、監査ログを分析してレポートを作成する機能を提供しています。
ユーザーのアクティビティやイベントがどのように監査されているかを確認することができます。
レポートはセキュリティ監査やコンプライアンスの観点から貴重な情報源となります。

以上が、SharePointの監査ログを有効化する方法や設定の詳細についての解説です。

適切な設定を行うことで、セキュリティの向上やアクセス制御の強化、
コンプライアンスへの準拠などを実現することができます。

詳細は公式サイトをご確認ください。

SharePoint監査ログ分析ツール

SharePoint監査ログの分析ツールや手法について紹介します。

SharePointの監査ログは、セキュリティやコンプライアンスの観点から重要な情報源です。

これらのログを分析することにより、
ユーザーアクティビティや特定のイベントのトレンドや傾向を把握することができます。

以下に、SharePoint監査ログの分析に役立つツールや手法をいくつか紹介します。

PowerShellスクリプト

PowerShellは、SharePointの監査ログを取得し、分析するための強力なツールです。
PowerShellスクリプトを使用すると、
ログデータを抽出して必要な情報を取得することができます。
例えば、特定の日付範囲のログを抽出したり、
特定のユーザーのアクティビティを調査したりすることができます。

サードパーティのツール

SharePoint監査ログを分析するためには、
いくつかのサードパーティのツールも利用することができます。
これらのツールには、
ログデータの可視化やフィルタリング、レポート作成などの機能があります。
ツールの選択に際しては、要件に応じて適切なものを選ぶことが重要です。

監査レポートの作成

SharePointは、監査ログのレポート作成機能も提供しています。
特定のイベントやユーザーアクティビティの詳細を可視化し、容易に理解することができます。
また、特定の監査イベントに対してアラートを設定することも可能です。
監査ログのレポートとアラートを活用することで、
セキュリティ侵害の早期発見や問題の特定・解決を迅速に行うことができます。

以上が、SharePoint監査ログの分析に役立つツールや手法の紹介です。
適切なツールや手法を使用することで、
監査ログのデータを活用し、セキュリティ向上やコンプライアンスの実現に貢献することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本ブログでは
SharePointログを分析をするメリットおよび分析方法についてご紹介致しました。

SharePointログを活用することで、
生産性の向上やセキュリティの強化などの効果を見込めます

しかしながら既存機能では詳細なログ分析が難しかったり高度な知識が必要であったりします。

そこで弊社ではBizLogといったMicrosoft Cloudログ分析ソリューションの提供を開始いたしました。
詳細なログを視認性の高いデザインでログを分析することができます。
(サイト/ページ/リスト/ドキュメント単位で分析できるなど)

こちらも併せてご一読いただけたら幸いです。
【BizLog】Microsoft Cloudログ分析ソリューション サービスページ
【BizLog】Microsoft Cloudログ分析ソリューション 資料ダウンロードページ

ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。

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