【Dynamics 365 Sales】顧客支援ツール&営業支援ツールの基本使い方やフロー解説

2023.06.20
【Dynamics 365 Sales】顧客支援ツール&営業支援ツールの基本使い方やフロー解説

皆様こんにちは、MS開発部の市川です。
いつも弊社ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

前回のブログで、
昨今の急速なテクノロジーの進歩やコロナ禍の影響による営業担当者の課題を解決すべく、
【Dynamics 365 Sales】営業推進に欠かせない顧客支援ツール&営業支援ツールとは
のご紹介を致しました。

弊社でも実際にDynamics 365 Salesを導入&運用を開始しております。

本ブログでは実際の業務フローを基に、
Dynamics 365 Salesの機能について簡単にご紹介しようと思います。

ブログの最後では無料でダウンロードしていただける、
Dynamics 365 Salesに関する資料をご用意していますので、併せてご覧いただけると幸いです。

概要

前回ブログにも記載しましたが改めてDynamics 365 Salesの特徴についてご説明いたします。

Dynamics 365 SalesはSalesforceやHubSpot CRMなどが
競合の顧客支援ツール&営業支援ツールとして挙げられます。
その中でもDynamics 365 Salesは、
他顧客支援ツール&営業支援ツールと比較して4つの特徴があります。

  1. Office製品との統合
  2. Microsoft製品であるため、
    Office製品(Outlook、Teams、Excel、Wordなど)を利用した
    効率的な営業プロセスを実現します。
    これにより営業チームは情報を簡単に共有し、コラボレーションを強化することができます。

  3. AI機能
  4. AI技術を利用して営業プロセスを効率化し、営業チームの生産性を向上させます。
    例えばリードや顧客の情報を解析し、売上予測や顧客対応の優先順位付けを行うことができます。

  5. カスタマイズ
  6. 業務プロセスやデータ構造をカスタマイズすることができ、
    企業のニーズや業界の特性に合わせた最適な営業管理が実現します。

  7. Dataverse
  8. データを一元管理し
    他アプリとの共有や統合を効率的に行うことができたり
    高度なセキュリティ設定を行うことができたりします。

引用:【Dynamics 365 Sales】営業推進に欠かせない顧客支援ツール&営業支援ツールとは

業務フロー

全体の業務フローとしては図の通りです。

Dynamics 365 Sales 業務フロー

以下では業務ごとに機能について簡単にご紹介したいと思います。

事前設定

マスタ登録

アプリ導入時に、取引先企業、取引先担当者、製品を登録します。
既に蓄積してあるデータをインポートすることも可能です。

目標管理(Enterpriseライセンス以上)

目標管理機能は、営業目標の設定や進捗状況の追跡、貢献度の計算などを支援する機能です。
営業担当者や上司が目標を設定し、
各種データを基に進捗状況をリアルタイムで確認することができます。
また、達成度を計算することで、営業成績の可視化や評価に利用することもできます。

Dynamics 365 Sales 目標管理

シーケンス(Enterpriseライセンス以上)

シーケンス機能は営業担当者が自動的に顧客とのコミュニケーションを進めるために使用されます。
メールやタスクの配信をスケジュールし、自動的にフォローアップすることができます。
顧客とのコミュニケーションの開始、進捗状況の管理、情報の蓄積に役立ちます。

Dynamics 365 Sales シーケンス

実業務

リード管理

リード管理機能は、見込み客の情報を収集・分析し、顧客化につなげるための機能です。
リードの作成、取り込み、評価などができ、
営業担当者は効率的に顧客化を進めることができます。
またリードのステータス管理やタスクの割り当てなどでリードの推移を管理することができます。

Dynamics 365 Sales リード管理

営業案件管理

営業管理機能は、案件の作成、割り当て、ステージ管理、進捗状況の追跡、案件の締結など、営業プロセスの管理を行う機能です。
営業チームの作業効率化やビジネス戦略の改善に役立てることができます。

見積もり

見積もり機能は、
顧客に対して価格提案や数量の提示を行い、ビジネスの成約を促進するための機能です。
見積書に必要な情報をシステム上で入力し、電子メールで送信することができます。
また見積書のステータスを管理することができ、
顧客が見積もりに対して承認や変更をリクエストした場合にも対応できます。

Dynamics 365 Sales 見積もり

受注

受注機能は、見積もりや商談を受注に自動変換することができ、
注文書を作成し、入庫から出荷、請求書までのプロセスを管理できます。
さらに、売上数字の把握や、顧客の購入履歴の閲覧もできます。

請求書

請求書機能は、受注データから自動的に請求書を作成し、顧客ごとの請求書一覧を管理できます。
また、請求書の作成や発行、入金管理までのプロセスを一元管理することができます。
追加請求や誤請求の修正、自動送付も可能で、効率的な請求書作成&管理に貢献します。

Dynamics 365 Sales 請求書

分析・改善

Power BIダッシュボード&レポート

ビジュアルなグラフやチャートを用いて、
営業担当者がリアルタイムで営業パフォーマンスや進捗状況を把握できるようにする機能です。
自分専用のダッシュボードを作成したり、
共有したりすることができ、重要なKPIやデータを素早く確認することができます。
また、可視化されたデータを分析することで、
顧客の傾向やニーズを把握し、営業活動の改善につなげることもできます。

Dynamics 365 Sales Power BIダッシュボード&レポート

Microsoft Viva Sales(Enterpriseライセンス以上)

Dynamics 365 Salesの機能を強化するための拡張機能です。
コラボレーション、顧客インサイトの分析、
自動化などの機能を提供し、営業担当者の生産性と顧客エンゲージメントの向上を図ります。
AIによる顧客とのインタラクション分析や推奨アクション、
リアルタイムなコミュニケーションなど、先進的な機能が提供されます。
詳細公式サイト

Dynamics 365 Customer Voice(Enterpriseライセンス以上)

顧客からのフィードバックをリアルタイムで収集し、分析するためのツールです。
オンライン調査や、Webサイト上のフィードバックフォームを作成できます。
また収集したデータをDynamics 365の他のアプリケーションと統合することで、
顧客の評価に基づいた、より精度の高いマーケティングプログラムを実現できます。
詳細公式サイト

まとめ

Dynamics 365 Salesを業務フローに沿って機能を簡単にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

本ブログをきっかけとしてDynamics 365 Salesについて興味を持っていただけた方に向けて、
導入支援サービスの詳細ページや、
より詳しい情報を記載した資料を無料でダウンロードしていただけますので良ければご活用ください。
サービス詳細ページ
無料資料ダウンロードページ

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました

以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。

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