最適なAIを選ぼう！CopilotとAzure OpenAIの違いとは

こんにちは、MS開発部の東です。

日々の業務でAIを用いる機会も増えていると思いますが、皆さんの業務に最適なAIを選べていますか？

AIをつかったサービスは様々な会社から提供されていますが、数が多くてどのAIを選べばよいかわからない、もっと自分の業務にあったAIを使いたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事ではMicrosoftが提供するAIであるCopilotとAzure OpenAIについて比較をしながらどんな業務、人に適しているのか紹介します。

CopilotとAzure OpenAIの概要

比較をする前に、簡単ではありますがそれぞれのツールがどのような特徴を持っているのかを見ていきましょう。

Copilotとは

Copilotは、チャット機能やブラウジング機能、画像認識機能、画像生成機能などを備えたAIです。
現在では様々なMicrosoft365サービスにCopilotが導入されており、幅広いサービスでAIを使うことが可能になっています。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
https://deepcom.co.jp/microsoft_copilot/

Azure OpenAIとは

Azure OpenAIは、MicrosoftのクラウドプラットフォームAzure上で提供されるAIサービスです。
高い柔軟性と汎用性が特徴で、様々なシーンに利用することができます。

Azure OpenAIについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
https://deepcom.co.jp/azure_openai_vs_openai/

CopilotとAzure OpenAIはどちらが便利？

さて、それではCopilotとAzure OpenAIを比較していきましょう！

• 使いやすさ
• コスト
• カスタマイズ性

の3つの観点から比較していきます。

使いやすさ

概要でも述べたように、Copilotは操作が非常に簡単で、既存のMicrosoft 365アプリケーションに統合されているため、使い慣れた環境で簡単に利用を開始できます。

特別な設定やプログラミング知識をほとんど必要としないため、ITの知識があまりない方でも導入しやすいです。
今すぐにAIを使いたい、ExcelやPowerPointなどよく使うサービスから始めたいという方におすすめです。

一方、Azure OpenAIはクラウド上で提供されるため、初期設定やカスタマイズにある程度の専門知識が必要です。 一定の知識がある方や会社にノウハウがある方におすすめです。

コスト

Copilotは一般的にはMicrosoft 365のサブスクリプションに含まれているため、追加費用が発生することはありません。（※利用する特定の機能には別途料金がかかる場合があります。）

対して、Azure OpenAIは使用するリソースに応じて課金されるため、使用頻度や規模に応じたコストが発生します。

AIの導入にコストをかけたくないという方にはCopilotがぴったりです！

カスタマイズ性

Copilotは特定の用途に特化しており、カスタマイズや拡張は比較的制限されています。

これまで紹介してきたように、Copilotは使いやすさとコストの低さが強みですが、ニーズに合わせたカスタマイズが必要な場合には柔軟性に欠けるところがあります。

Azure OpenAIは高いカスタマイズ性と拡張性があります。

多様なAIモデルを使って、自社独自のソリューションを構築することが可能です。Azure OpenAIの大きな特徴であるカスタマイズ性を用いれば予測分析などの高度な機能を実現できます。

安全なサービスの利用

少し脱線して、紹介するサービスの安全性についてお話しします。

AIを利用するにあたって、「安全に利用できるのか」という懸念は一番大きなものだと思います。

重要な情報が抜き取られてしまうのではないか、などと不安に思う必要はありません。結論、CopilotもAzure OpenAIも安心安全に使うことができます。

セキュリティとコンプライアンス

CopilotはMicrosoft 365製品の範囲内で稼働するため、既存のMicrosoftセキュリティ対策やコンプライアンス基準に基づいて設計されています。
そのため、既存のIT環境に追加のセキュリティ措置を施す必要があまりありません。

Azure OpenAIも同様に高いセキュリティ基準を満たしており、MicrosoftのAzureセキュリティフレームワークを活用することで、データの保護やコンプライアンス基準に完全に対応しています。

特に金融業界や医療業界などの高いセキュリティ基準を持つ業界でも安心して利用できます。

サポート体制

これらのサービスについてはサポート体制も充実しています。

Copilotは、Microsoft 365の一部として提供されるため、豊富なサポート資料やコミュニティフォーラムがあります。また、Microsoftのサポートチームから直にサポートを受けることも可能です。

Azure OpenAIはAzureプラットフォームの一部として提供されるため、総合的なサポートが充実しています。Azureのサポートプランを選択することで、24時間体制のテクニカルサポートやエンタープライズサポートも受けることができます。

イメージを膨らませよう！

さて、ここまでCopilotとAzure OpenAIの比較を使いやすさ、コスト、カスタマイズ性の3つの観点からしてきました。

これまでの話をまとめると、

• 使いやすさやコスパを求めるならCopilot
• 高い機能とカスタマイズ性を求めるならAzureOpenAI

ということがわかりました。

ここからは、より自分に合ったAIを見つけるために具体的な利用シーンを示しながら紹介していきます。

Copilotの具体的な利用シーン

データの入力や分析、レポート作成といった日常業務を効率化したい場合、Copilotが最適です。

簡単な自然言語検索や基本的なデータサマリー生成など、ITの知識がほとんどなくても使いこなせます。経理部門や人事部門で頻繁にExcelやWordを利用する企業にとって、Copilotは非常に便利なツールです。

文書作成とレビュー

Microsoft Wordに組み込まれているCopilot機能は、文法チェックからスタイルの提案、そして自動要約まで幅広いサポートを提供してくれます。

誰でも、「早く、わかりやすく、正確な」資料が作れてしまうわけですね！

（使用例：文章の要約　参考：https://ascii.jp/elem/000/004/181/4181541/ ）

データ分析

ExcelでのCopilotはより簡単に大量のデータ処理してくれます。

例えば、複雑な関数を使うことなくデータの傾向をグラフやチャートに変換できるため、データ分析のスキルがなくても高度な分析が可能です。

会議の議事録作成

Teamsに統合されたCopilot機能は、会議のリアルタイム文字起こしや議事録作成を手伝ってくれます。

また、会議のトピックごとに要点をまとめることで、会議の参加者全員が情報を簡単に把握することができるようになります。
会議後のフォローアップ作業の時間が大幅に短縮されますし、いつでも会話の内容を見直すことができます。

Azure OpenAIの具体的な利用シーン

企業がニーズに応じた高度なAIソリューションを構築したい場合、Azure OpenAIが適しています。

例えば、顧客サービスの自動化やビッグデータ解析、特定の業務プロセスの自動化など、多岐にわたるニーズに対応するため強力なAIモデルを活用できます。

カスタムチャットボットの開発

Azure OpenAIを使って自社専用のチャットボットを開発することが可能です。

例えば、顧客サポート用のチャットボットを作成すれば、24時間365日いつでも顧客への対応を実現できます。

予測分析

Azure OpenAIの強力な予測分析モデルを利用することで、販売データを基にした売上予測や、保守メンテナンスのタイミングを予測するモデルを開発することができ、業務効率を上げつつコスト削減が図れます。

画像解析

製造業や医療分野では、Azure OpenAIを使った画像解析が非常に有用です。

例えば、製品の品質検査や医療画像の診断補助など、非常に正確で高精度な解析が求められる場面で活用できます。ヒューマンエラーを減少させ、早く正確な情報を得ることができます。

（使用例：画像認識）

まとめ

いかがでしたか？

CopilotとAzure OpenAIの比較、それぞれの具体的な利用シーンを紹介しました。
どちらのツールも、業務効率を向上させるための強力な味方になってくれます。

それぞれの特徴を理解し、目的やニーズに最適なツールを選択することが重要です。初めてのAI導入であれば、まずはCopilotの利用から始め、慣れてきたらAzure OpenAIの高度な機能に挑戦するという段階的な導入も一つの方法です。
今回紹介したAIのどちらを使えばいいのか、どちらが業務にあっているのかぜひ検討して利用してみてください！

弊社では、他にもAIに関する記事を掲載しています。ご興味のある記事がありましたらぜひご覧ください。


（※このブログは一部AIを使って作成しています。）