Azure SQL DataWarehouse③ データのエクスポート
2018.01.31

IM事業部の 田村 です。
以前の記事にてSQL DataWarehouseへのデータのインポートについて紹介させていただきましたが、今回は、SQL DataWarehouseからのデータのエクスポートについて紹介させていただきます。別の環境へのデータ移行の際などに知っておくと便利です。
以前の記事にて作成したデータソース等を使用するため、あらかじめご一読ください。
エクスポート実行
SQLServerではツールで比較的簡単にエクスポート・インポートを行えますが、SQL DataWarehouseではそのようなツールは今のところ存在しません。(私が知らないだけかもしれませんが・・・。)
そこで、一度エクスポートのコマンドを実行しCSV形式等でエクスポート後にpolybaseを使用してインポートを行う、という方法でエクスポート・インポートを実現します。
まず、以下のSQLをエクスポート対象のSQL DataWarehouseに対して実行してください。
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CREATE EXTERNAL TABLE SAMPLE_TABLE01_EXPORT WITH /*データ抽出用外部テーブルの作成*/ ( LOCATION='/SAMPLE_TABLE01', /*エクスポート先Blobストレージのロケーション*/ DATA_SOURCE=DWHDataSource01, /*事前に作成したデータソース*/ FILE_FORMAT=CSV /*CSV形式*/ ) AS SELECT /*テーブルからデータ抽出*/ SAMPLE_01, SAMPLE_02, SAMPLE_03 FROM SAMPLE_TABLE01; |
これでBlobストレージにテーブルの内容がCSV形式で出力されました。
あとは以前の記事を参考にpolybaseでインポートを行えば、データ移行完了となります。
以上、簡単な紹介となりましたが、いかがでしたでしょうか。
今回は、ネットを検索しても意外と出てこないような便利(?)機能を紹介させていただきました。
以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。
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