GPT-6 Astraに実際にゲームやWebサイトを作らせてみた――AIはどこまで“開発”できるのか?

2026.09.10
GPT-6 Astraに実際にゲームやWebサイトを作らせてみた――AIはどこまで“開発”できるのか?

はじめに

2026年9月、OpenAIから新しいAIモデル「GPT-6 Astra」が登場しました。

GPT-6 Astraは、質問への回答やプログラムコードの生成にとどまらず、コンピューターを操作しながら、Webサイトやアプリケーション、ゲームなどを作り上げられる点が大きな特徴です。

SNSでも、GPT-6 Astraを使ってゲームやWebアプリを作成するデモ動画が多数公開されており、「AIにここまで作れるのか」と注目を集めています。

そこで今回は、GPT-6 Astraでどのようなものが作れるのかを整理したうえで、比較的低スペックなPCでも試しやすいWebサイトとブラウザゲームの制作を実際に試してみます。

単に「コードを生成できるか」ではなく、

AIに指示するだけで、どこまで動く成果物を完成させられるのか?

という観点から検証します。

GPT-6 Astraとは?

GPT-6 Astraは、OpenAIが提供する新しいAIモデルです。

大きな特徴の一つは、文章を生成するだけでなく、コンピューターを操作しながら複数の作業を進められることです。

例えばWebアプリを作る場合、AI自身が次のような工程を進められます。

  1. 要件を理解する
  2. 必要なコードを作成する
  3. ファイルを作成・編集する
  4. アプリケーションを実行する
  5. 実行結果を確認する
  6. 問題があれば修正する

そのためGPT-6 Astraでは、「コード生成AI」としてだけでなく、開発作業そのものを任せられるAIとしての活用が注目されています。

SNSではどのようなものが作られている?

GPT-6 Astraの登場後、SNSではさまざまなデモが公開されています。特に目立つのは、次のような成果物です。

ブラウザゲーム

2D・3DゲームをAIに作らせ、ブラウザ上で実際にプレイするデモが公開されています。

単純なミニゲームだけでなく、探索ゲームやレーシングゲーム、ダンジョンゲームなど、一定のゲーム性を備えた作品も作られています。

重要なのは、ソースコードを生成するだけで終わらず、実際に動くゲームとして完成させていることです。

Webサイト

企業サイトやイベントサイトなどを、自然言語による指示から作成するデモもあります。

「このような雰囲気のサイトにしてほしい」と指示することで、ページ構成やデザイン、インタラクションまで含めたWebサイトを作成できます。

完成後も、次のような追加指示を出し、継続的に修正できます。

  • デザインを変更する
  • スマートフォンに対応させる
  • 新しいページを追加する
  • UIを改善する

インタラクティブなコンテンツ

ゲームとWebアプリの中間に位置する、インタラクティブなコンテンツも作られています。

例えば、物理現象を再現するシミュレーターや、操作しながら情報を確認できるビジュアルコンテンツなどです。

こうしたデモを見ると、GPT-6 Astraが単なる「文章生成」や「コード生成」の枠を超えつつあることが分かります。

今回はGPT-6 Astraで実際に作ってみる

今回は、BlenderやUnreal Engineなどの負荷が大きい3Dソフトウェアではなく、一般的なPCでも比較的試しやすいWebベースの成果物を中心に検証します。

具体的には、次のものを候補としました。

作成するもの確認するポイント
ブラウザゲームAIだけでゲームを完成させられるか
Webサイトデザインから実装まで任せられるか
データ可視化アプリデータ処理まで含めて実装できるか
シミュレーター複雑なインタラクションを実装できるか

この中からいくつかを実際に作成し、成果物を動かしながら検証します。

実験1:ブラウザゲームを作ってみる

まずは、GPT-6 Astraにブラウザゲームを作ってもらいます。

今回のテーマは、シンプルな2Dゲームです。

「ブラウザだけで動作するゲーム」という条件を指定し、ゲームのルールや画面構成などを自然言語で指示します。

まずはゲームを作ってもらう

最初の指示では、実装方法を細かく指定せず、ゲームの目的や必要な機能だけを伝えます。

するとGPT-6 Astraが必要なファイルやコードを作成し、ゲームを実行できる状態まで進めます。

ここで確認したいのは、人間が細かく指示しなくても、どこまで完成度を高められるのかという点です。

実際にプレイしてみる

完成したゲームを起動し、実際にプレイします。

『ブラウザで遊べる簡単なタワーディフェンスゲームを作成して』と依頼しただけですが、難易度の調整や、強さの異なる複数の敵、複数種類のタワーまで実装されていました。今まではシンプルなUIかつ機能面もシンプルなゲームを作る感じでしたが、この点はかなりGPT-6 Astraの能力を感じます。

さらに修正を依頼する

一度完成したところで終わりにはしません。

例えば、次のような追加指示を出します。

ゲーム盤面を立体的に表示してください。
Three.jsなどを使った3Dゲームにしてください。
商用ゲームに近い品質までブラッシュアップしてください。

タワーの砲台が敵を追従して動く演出や、細かなフィールド・モデルのデザインが追加され、見た目の完成度が高まりました。

実験2:Webサイトを作ってみる

次はWebサイトです。

架空のAIイベントを題材に、次のページを備えたWebサイトを作成します。

  • トップページ
  • イベント概要
  • 登壇者
  • タイムテーブル
  • FAQ
  • 申し込みページ

ここでは、単にHTMLを生成するだけでなく、一つのWebサイトとして成立するところまで作れるかを確認します。

かなりよいクオリティのサイトができたと思います。

では同じプロンプトで今度はGPT-5.6-Solでも試してみます。

どうでしょうか。GPT-6 AstraはGPT-5.6-Solと比較して、アイコンや背景画像の表現が自然で、いわゆる「AIっぽさ」が抑えられているように感じました。

こうしたデザイン面の違いからも、GPT-6 Astraの表現力が向上しているように感じられます。

GPT-6 Astraは「コードを書くAI」から何が変わったのか?

今回の実験で注目したいのは、生成されたコードの量や品質だけではありません。

これまでの生成AIでは、

「この機能を実装するコードを書いてください」

という使い方が中心でした。

人間がコードを受け取り、次の作業を行う必要があります。

コードを配置する → 実行する → エラーを確認する → 修正を依頼する

一方、GPT-6 Astraでは、次の工程そのものをAIに任せられます。

指示する → AIが実装する → 実行する → 結果を確認する → 修正する

つまり、AIの役割が、コードを書くことから、ソフトウェアを完成させることへ変わりつつあります。

企業での利用を考えるとどうなる?

この変化は、企業における生成AIの活用方法にも影響する可能性があります。

例えば、次のような作業です。

  • 社内向けWebツールの試作
  • 業務効率化ツールの作成
  • データ分析画面の作成
  • プロトタイプの開発
  • 既存アプリケーションの改修
  • テストや動作確認

これまで開発者が担っていた作業の一部を、AIに任せられる可能性があります。

特に重要なのは、ゼロから完成品を作らせることだけではありません。

既存のアプリケーションに対して、次のように指示し、AIに開発環境を操作させて修正することもできます。

「この画面を変更してください」
「この機能を追加してください」
「このエラーを修正してください」

こうした使い方が普及すれば、AIは「開発者を補助するツール」から、開発作業をともに進めるエージェントへ変わっていく可能性があります。

まとめ

今回は、GPT-6 AstraでWebサイトとブラウザゲームを実際に作成し、動作を検証しました。

SNSで公開されているデモを見ると、GPT-6 Astraでは、「AIが何かを作り、それを実際に動かす」という使い方が特に注目されています。

今回の検証を通して見えてきたのは、単純なコード生成能力だけではありません。

AIに「何を作りたいか」を伝えるだけで、次の開発プロセスそのものを進めてもらえることです。

実装 → 実行 → 確認 → 修正

GPT-6 Astraは、生成AIの使い方が「質問に答えてもらう」から「実際に仕事をしてもらう」へ変化していることを示すモデルの一つと言えるでしょう。

以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。

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