【注意】Microsoft FoundryでClaudeモデルを使うときに気を付けるべきこと
こんにちは、MS開発部の渋谷です。
最近はAzureのお客様からClaudeに関する問い合わせを沢山頂いています。
Claudeは世界的に注目されているモデルであり、こういったモデルが信頼されたクラウドプラットフォーム上で使えることはとても便利です。
一方でマイクロソフトと各モデルベンダーとの関係性が、製品の提供形態にも影響を与えている点には注意が必要です。
本記事では、Microsoft Foundry上で3rd Party製の生成AIモデルを使用しようとされている方むけに注意点をお伝えします。
GPTとClaudeは提供形態が異なる?
結論からお伝えすると、AzureではGPTとClaudeはサービスの提供形態が異なっています。
GPTはマイクロソフトが戦略的パートナシップを組んでいるOpenAI社が開発するモデルであるため、Microsoft Foundry上で提供される場合にはAzureの1st Party製品として扱われます。
一方でClaudeもMicrosoft Foundry上でデプロイできますが、提供形態としては1st Party製品ではなく、Marketplace製品として扱われています。
つまり、GPTとClaudeはMicrosoft Foundryという同一プラットフォームからデプロイできるモデルにも関わらず、以下のような差分があります。
- Azureサポートで受けられる技術範囲が異なる
- 無償クレジットなどマイクロソフトから提供される特別なオファーの対応範囲が異なる (例: Microsoft for Startupsなど)
- 請求の見え方が異なる
上記の事実を知らずに使用をしてしまうと、組織においてはトラブルになる可能性が非常に高いため、必ずよく調べてから使い始めることをおすすめします。
Claude以外にもMicrosoft Foundry上で注意すべきモデル
Microsoft FoundryにおけるClaudeの利用についてまとめた公式ドキュメントには以下の記載があります。
(分かりづらすぎると思いますが、、) 一応公式ドキュメントには、Microsoft Foundry上で提供されているClaudeモデルがMarketplace製品であることを暗に示すような内容が書かれています。
一方でMicrosoft Foundry Portal上にはMarketplaceという記載は一切出てきません。まずここで注目すべきなのがモデルプロバイダーの欄です。
ClaudeのモデルプロバイダーにはAnthoropicと書かれている一方で、GPTのモデルプロバイダーにはAzure OpenAIと書かれています。
また、Microsoft Foundry Portal上のPricingを確認すると、、
ClaudeはMarketplaceのページになり、
GPTはAzureのページに遷移します。
これらの情報から、ClaudeはMarketplace製品であることが示唆はされていますが、ぱっと見で判断するのは難しい気がします。
これはClaude以外の3rd Party製モデルについても同様である場合がありますので、使用したいモデルが直接販売されているのか、Marketplace製品なのかは必ず確認をするようにしましょう。
公式ドキュメントとしては、Azureによって直接販売されるFoundry Modelsというページに、Azure 1st Party製品として使用できるモデルの一覧が掲載されています。
このページは逐次更新されるので、必ず確認をした上で各モデルを利用してください。
さいごに
今回はMicrosoft Foundry上でClaudeモデルを使うときに気を付けるべきことをまとめました。
Model as a Service(MaaS)は便利な一方で、様々な企業同士の関係性が関わる領域のため、モデルによって提供形態が微妙に異なる点に注意が必要です。
特に請求に関わる部分については組織内での利用において非常にセンシティブな領域ですので、使用前には必ずよく調べることをおすすめします。
ただし本件についてはユーザーにとって判断がしづらいUI/UXになっているといった問題点も考えられるため、利用者が注意して使うだけでなく、クラウドベンダーやモデルプロバイダーに対しての適切なフィードバックを進めながら改善していくことが必要な事象だと思っています。
皆様の業務に少しでもお役に立つ情報をお届けできていれば幸いです。
以上、最後までご愛読いただき
ありがとうございました。
お問い合わせは、
以下のフォームへご連絡ください。




